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2007年8月31日 (金)

ルビコン

070831rubiconルビコン
-共和政ローマ崩壊への物語-

ユリウス・カエサル登場前夜から、アウグストゥスの帝政完成までを一気呵成に読ませる。
塩野七生の「ローマ人の物語」が、ご本人も言うように小説であるのに対して、これは史料に基づいた史書である。
「ローマ人の物語」ではあまり触れられなかったローマ人の野心的なところや乱暴さ、ローマという都市の猥雑さなど臨場感をたっぷりに伝わってくる。
カエサルのガリア遠征にしても、ローマ全体の安全保障を視野に入れた戦略と見る塩野七生に対し、トム・ホランドは、カエサルの野心が根本にあったとする。
実際、防衛戦争であったか侵略戦争であったかのか・・・。
とにかく、カエサル以降ガリアの地はローマ(文明)化され、安定期を迎える。
濃い内容だけに少々ボリューム的に物足りなさを感じるくらい。
この2〜3倍くらいの濃密なのを楽しみたかった気もする。

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