« 試食-らぁめんもりもり- | トップページ | 冷麺-完成- »

2007年6月 3日 (日)

昭和史探索5,6

070603_syowasi6既刊と併せて全6巻。
5巻は、昭和15〜16年
6巻は、昭和17年〜20年。
一次史料、文献でないと伝わってこない生々しさがある。
最終章は、ミズーリ号上で行われた降伏文書調印式に日本代表として臨んだ重光葵(まもる)の手記で終わる。
戦前以来その調和的外交姿勢を軟弱とさえ罵られ、自身テロにより片足を失いながらも節を曲げなかった外交官・政治家の潔い覚悟が伺える。

ただ、重光さん、ナカナカ個性の強いある意味ヘンクツと言っても良いくらいの爺さんだったらしい。
戦後、かの吉田茂も相当手こずったとか。

それに引き替え、降伏文書への調印という不名誉な役目から逃げまくる軍部関係者の不甲斐なさが対照的。

全体の感想として、昭和期を主導したのは軍部を中心としたエリート官僚であったが、その独善的判断の甘さと、往生際の悪さは特筆モノ。

高級官僚達は、その独善と国際的視野の狭さから政略、戦略ともに判断ミスを繰り返し後手後手に回っていく。現場スタッフは力の限り、まさに命を賭して義務を果たし、そのツケを払わされていく。

それを知的エリートを自認する?ジャーナリズムが、大衆迎合的に煽っていく。

これらエリート達の大きな判断ミスと、無責任さは、今の社会保険庁のいい加減さや、官主導談合などと本質的にあまり変わってないのかなぁとも思う。
明治以来、日本のエリート教育は、品格とか、Duty(責任・義務)という点数にならない徳目を軽視した弊が今に続いているとも思う。もちろん当方は品格どころか、鋭敏な頭脳さえも持ち合わせてはいないのだが・・・。

|

« 試食-らぁめんもりもり- | トップページ | 冷麺-完成- »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/141855/15301326

この記事へのトラックバック一覧です: 昭和史探索5,6:

« 試食-らぁめんもりもり- | トップページ | 冷麺-完成- »