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2007年4月21日 (土)

盗聴二・二六事件

070421_226今から30年ほど前(1978年)に、事件当時「昭和11(1936)年」の電話盗聴録音盤が発見された事に端を発するドキュメンタリー。その後判明した資料などを元にあらためて書き下ろされた。
当時NHKプロデューサーだった著者が手がけた特別番組を見た記憶がよみがえった。

昭和史を揺るがせた大事件と謀略の影。スリリングな内容をより鮮明にするのは、1978年の取材開始当時事件の当事者が少なからず生存していること。

特に生々しいのは、首謀者の一人で事件後銃殺刑となった”安藤輝三大尉”の夫人がご存命で、取材に応じている事。TVをみながら、歴史の中の出来事が急に現実味を帯びてきた不思議な印象を持ったのを覚えている。

静岡の裕福な家庭に育った彼女の結婚生活は、五年にも満たなかった。夫を失った後、遺児二人を実家に預け洋裁学校に通い技術を身につけ、二人の男の子を育てたという。四十数年を歳月を経て、亡き夫の録音に接した夫人の心境は、察するに余りある。
ちなみに、図らずも兵士として反乱軍に参加させられた人の中に後の「柳家小さん」もいたとか。(この件は本書には関係ありませんが・・・。)

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