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2006年3月21日 (火)

「日本外交とは何か」

060321_nihonngaikou先に読んだ「外交官の仕事」と同じく元キャリア外交官の書いた本。こちらは、黒船以来の日本外交史。両書ともに、外交は自国の価値観、文化、政治、経済を踏まえた総合的戦略が必要という結論が導かれる。新渡戸稲造著「武士道」を再読しつつ読んだのも面白さ増幅の一因か・・・。

攘夷派に翻弄されながら外交問題を処理せざるを得なかった旧幕府の外交、軍部に主導権を握られっ放しで満州事変から日支事変、第二次大戦へ引きずり込まれた昭和の外交。いずれも理念無き外交が国家に悲劇と惨禍をもたらした当事者の罪は重い。成功例とも云える日清、日露両戦争を外務大臣として外交政策を主導した陸奥宗光、小村寿太郎に対しても、「当初から戦争を仕掛けようとしたフシがある。」と、著者の評価は厳しい。

真の国際化への道はまだまだ遠い・・・。

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